17歳で拉致監禁された奈緒子（壇蜜）は成長し、女医として活躍しつつ夜はSMクラブのM嬢。トラウマを抱えながらも甘い味を求める彼女が繰り広げるエロと狂気の世界に心躍る。壇蜜の演技に魅了され、間宮夕貴の熱演にも感動。エロティックでありながらも、石井隆監督の深い描写が見どころ。SMの世界には理解不能な快楽と狂気が交錯し、奈緒子の過去と現在が重なり合う様は圧倒的。エキサイティングな展開に惹き込まれ、壇蜜と間宮夕貴の力演に酔いしれる。

山本直樹原作の『孤島プログラム』は、無人島での信仰と欲望の葛藤を描いた作品。エロ描写が多いものの、磯村勇斗や北村優衣の熱演に圧倒される。信じるものが騙される恐ろしさ、欲望の爆発による崩壊がリアルに描かれ、笑いや驚きもある。物語は異常なエロ描写で楽しませつつ、最終的には狂気の展開に突入。宗教の崩壊と自我の覚醒がテーマで、北村優衣の脱ぎっぷりにも注目。異常なエロさと深いメッセージが入り混じり、心を揺さぶられる至極の作品だ。心の奥底に眠る本能と欲望が露わになる様は、笑ってしまう場面もありつつ、怒りや哀しみも感じる。エロに胸糞を交えた、震えて笑える白昼夢劇だ。

15年前の集団レイプ事件を経て、尾崎とかな子は同じ家で過ごす。かな子はかつての自分を乗り越え、俊介との不幸な関係を受け入れる。それでも俊介は優しさを持ち続け、確かな愛を示す。かな子が不器用に選んだ新しい人生は、本当の幸せへの第一歩。2人の過去のトラウマや深い関係性が、幸せへの道を築くための過程。果たして彼らにとって幸せとは何か、この物語が問いかける。感動的な結末に、涙すること間違いなし。

エロい映画「ある人格者」は、4人の女優が色々な人格を演じる斬新な作品。エロシーンも多く、飛鳥りんの淫乱な一面に興奮。多重人格者が性的虐待から生まれたシリアスな内容もあるが、4人の人格が集まってのミーティングやエロシーンも見どころ。スケべオヤジのハートをつかむ内容だが、思わず鑑賞者の主導権を疑うほどの構成。ホラーやサスペンスかと思いきや、エロ重視で物語が進行。バラエティ豊かな性癖を持つ人にオススメ。エロティックで残酷な展開が楽しめる映画だ。

内田英治の真骨頂が詰まったドラマ。女性映画監督が男社会で奮闘する姿を描く。個性派俳優たちが奮闘する裏側も楽しい。セクシーなシーンや蒸し暑い雰囲気がムラムラさせる。葛藤や対立など重いテーマをリアルに描き、揺れるエモーションに胸が震える。80年代を感じさせる雰囲気に引き込まれ、映画製作現場のリアルさにグイグイ引き込まれる展開。監督の熱意や情熱が伝わるエンディングは爽快。問題点もあるが、作品全体の情熱が目を引く。R15指定の成長物語にきっと胸キュン体験が待っている。

マチコは新たな自分への一歩を踏み出し、失敗ではなかった。裸を晒しても内面の美しさは変わらず、真の価値を知らしめた。ゆーとは未来にも希望を抱き、ハッピーエンドへと歩む。エッチな要素もあるが、深いメッセージも感じさせる素晴らしい作品。瀧内公美は大ファンで、彼女の魅力が引き立っている。エグさを期待していたが、思いのほか優しさに触れ心揺さぶられた。経験や失敗が運命を織りなす、微笑ましい恋模様に酔いしれた。この作品で幸福の意味を再確認でき、気持ちが温かくなった。

映画「アレノ」は、妻が愛人と共謀して夫を殺す展開。肉欲に耽る3人の関係が描かれ、濡れ場満載。山田真歩のヌードシーンや渋川清彦の演技が光るR18映画。幻覚や幽霊、切ない愛情も織り交ぜ、絡みのシーンはコミカルで深い思いやりに溢れていた。見どころは性表現でなく、二人の心の移ろいや幻覚の描写。巧みに編まれた物語構成に、未経験ながらも共感を覚える。性的要素を通して人間関係の複雑さや愛憎を探る作品で、不倫や殺人のドロドロさが美しく描かれていた。

警官とデリヘル嬢がラブホで絡む中、妻で同僚の婦人警官が登場。銃が暴発しデリヘル嬢は死亡。舞台劇のようなドタバタ劇で、エロさが控えめながらも隠しカメラの映像を巧みに使い、観客を惑わせる。登場人物の設定に違和感もあるが、チープな演出が残念。三上博史や酒井若菜の復帰作としては微妙な感じ。結末に疑問も残るが、総じて面白い作品。想像以上の展開に何度も驚かされ、隠れた名作の予感を感じる。

「回収屋」という映画は、バイオレンスなシーンが満載で、エロい要素も盛りだくさんです。主演の須賀健太の狂気じみた演技に心を奪われ、日南響子の妖艶さに勃起してしまいました。原作ファンとしてはストーリーの収まりやキャラ設定にも満足。絶望と倍返しの過激な展開が痛快で、観ていて心地良かったです。映画予告ほどグロいわけではないけど、見応えのある作品でした。須賀健太の演技力と、日南響子の謎めいた存在感が最高でしたね。レンタルで見たけど、また観たくなる面白さ。もっとたくさんの作品で日南響子さんを見たいです！

圧倒的な暴力とエロスを詰め込んだ作品。人間の極限状況を描く中、登場人物の狂気に震える。実際の事件をもとにしたということで、リアリティも感じられるが、園子温監督ならではのエキセントリックな演出も際立つ。吹越さんの壊れっぷりとでんでんの存在感に圧倒されながら、衝撃的なエンディングに胸を打たれる。他の園監督の作品とは一線を画す、濃密かつ魅惑的な世界観。見る人を選ぶ作品だが、狂気と人間の深層心理に触れる興奮は、忘れられない。興奮と恐怖、両方を味わいたいなら必見の一本。

『愛の流刑地』は、変態的な不倫関係がテーマ。寺島しのぶ演じる冬花が、男の願望に振り回されながらも壮絶な愛を体現。豊川悦司演じる小説家との危険な関係が展開。冬花は最期、殺されるべき女だと悟り、束縛するため小説家に殺させる。愚かで愚かしくも美しい愛の悲劇が描かれる。長谷川京子のエロい演技に驚く作品。悲しくも美しいエクスタシーが心に残る。

安アパートで暮らす失業中の若者、三郎が古本屋の若妻・悦子に恋をするが、彼女は異常な性癖を持つ。SMの世界に引きずり込まれる展開がエロくも切なくもあり、緊縛シーンも濃厚。明智小五郎が独自捜査を開始し、想像と現実が融合する展開が興奮を誘う。暗いトーンは物語の雰囲気を引き立て、祥子さんのエロスも迫力満点。しかし、失速する後半は残念だが、恍惚の表情は必見。エロとミステリーをミックスした作品で、過激な展開に興奮を覚える。原作を読んだことない人も楽しめるエロティックな作品。

『凶悪』は凶悪という名の映画ではなく、法という名の悪に焦点を当てた作品。ジジイと家族の裏切り、記者の執念、そして観客の悪意。観客は安全な場所から凶悪なピエールに魅了される。リリーは山田にファニーゲームのような恐ろしさを指摘し、観客は称賛する。本作は“全員悪人”で、観客も含まれる。しかし、主人公と凶悪とは次元が違う。『死刑にいたる病』が好きな人には物足りないかもしれないが、ピエール瀧とリリーフランキーの演技は怖すぎて鳥肌が立つ。実在の事件をベースにした本作は、何度も観ても胸に突き刺さる。異常な凶悪に引き込まれ、視聴者も自らの闇を感じさせる。果たして私たちも凶悪なのだろうか…

心理カウンセラーを名乗り、うつろな存在の女性に調教される男性。エロ描写が増え、中年男も登場。次作に期待が高まるなか、不安定な展開で終わりが残念。深海理絵の演技は素晴らしく、孤独な女子高生が誘拐犯に愛される姿が胸を打つ。不気味な空の風船が不気味な空気を演出。純粋な愛の物語に感動。UFOを求める孤独を共にすることの大事さが浮き彫りに。キモい部分もあるが、心の隙間を埋めるほどの愛が感じられる。特殊な環境の中で紡がれる純粋な愛、その魅力が私たちを引きつける。

双子のチャイドル、伊藤かなが豊満なボディを披露し、恋愛と誘拐を描いたシリーズ3作目「完全なる飼育係」。香港を舞台に、男らしい誘拐犯と17歳の誘拐被害者の恋愛が展開。言葉の壁を越え、愛し合う2人。女優の魅力に魅了されながら、物語に引き込まれる。若干の退屈もあるが、完成度の高いVシネマは見逃せない。主演女優が17歳でありながら、売れなかった現実に切なさを感じながらも、愛に溢れた物語に心が震える。暇人とおっぱい星人、必見の作品だ！

『完全なる飼育』シリーズの第8作は、ヤクザと愛人の娘との愛を描いた物語。監禁愛の行方に魅了されたヤクザとハゲ頭の兄貴が繰り広げる奇妙な関係が見どころ。有森也実のエロ演技に驚き、竹中直人の迫力演技も見どころ。何と言っても、ラストの驚きで父と娘の関係が裏切る展開は予想外の興奮を呼ぶ。下世話な展開が妙に魅力的な作品であり、飼育要素はほとんどないが楽しめる内容。飼育女優よりも有森也実の迫力演技が際立ち、終盤の驚きで視聴者を唖然とさせるエンディング。異質すぎるストーリーが一種の魅力を放つ、エロ愛の物語。

明智小五郎の妻が引き受けた浮気調査は当たり！屋根裏から覗く男とのエロティックな物語。恋慕の念に溢れ、SMや覗きが好きな変人・郷田。大正の雰囲気漂う作品は、エロスを華やかに描き、不気味な性的嗜好も見どころ。緊迫感満載の関係性からくる醜い感情が上手く表現され、エロティックなスリリングサスペンスに仕上がっている。原作のエロさを踏襲しつつ、新たなヒロインが加わり、エロティックな三角関係が展開。静かな大正の風情と不気味な空気の中、背徳感を味わえる作品。

収一とみや子は裕福な生活を送りながら、歯科医とみや子が不倫関係にあることを知る。収一は悩み、歯科医に相談し、不倫調査を依頼する。歯科医は自己戒めか、否か・・・二人の間に密な関係が続く中、受付嬢も巻き込まれてしまう危険な関係。調査に訪れる度に濃厚な場面を繰り広げる三人。ついに殺人の影が忍び寄る中、一体誰が誰を犯すのか。謎解きと宮地真緒の色香が織り成す濃厚な展開に心踊る！

妄想と現実が絡み合う中、売れない女優の30代ラストガールが繰り広げるエロな日々。桜井ユキの魅力的な演技とパーンと入ってくる音と映像が心を震わせる。30歳を目前に焦る彼女の姿が病院での入院やサーカスの奇術アシスタントとのギリギリラブシーンと絡み合い、どこまでが現実なのか、どこまでが妄想なのか自分で判断。エロな濡れ場にキュンキュンしながら、この映画の意味を考えてみた。オーロラのように美しく、切ないポップさが心を鷲掴みにする、好きな作品だった。

軽い気持ちで観た映画が、衝撃的なエロさで心を揺さぶった。吉田監督の作品は熱いと思った作品もあれば、違和感を感じるものもあった。しかし、本作は新井英樹の原作と吉田監督の相性抜群で、演技陣の熱演が画面を支配する。安田顕や木野花、河井青葉の演技に圧倒される。エロいシーンもたっぷりあり、モザイク処理もバッチリ。時代の変化や国際結婚を描く内容は斬新で、「空白」への期待も高まった。原作未読だったが、新井英樹と吉田監督の組み合わせは最高だった。

右翼団体に所属する若者の葛藤を描く『ハード・コア』は、極右と左の対立に唾棄感を覚えつつ、深いメッセージを含む。山下監督はポリティカルな要素を巧みに織り交ぜ、荒川と山田の演技が光る。劇中の不条理で笑いながらも、社会の底辺で生きる男たちの哀愁を細やかに描く。ラストの未知の展開には疑問も残るが、右近と牛山の友情には心が震える。狂気と深遠さが入り乱れるSNS映画の名作。やりきれない現実を描く。突飛な展開も面白く、原作ファンも楽しめる作品だ。山下敦弘作品が好きなら必見！

『眼球の悦楽』は、眼球をテーマにした猟奇エロス作品。写真家が眼球に固執し、監督＆精神科医が彼女を追う。アヴァンギャルドな都市風景とエログロ演出が楽しめる一本。中毒性のある眼球の表現と、眼球に対する異常な執着が独特の世界観を演出。芸術的な監督のオマージュも散りばめられ、倒錯的な魅力に引き込まれる。主演の万里紗が目をくり抜かれる恐怖もリアルで、意外にも楽しめた。目を離せない猟奇作品として、佐藤寿保監督の新境地に一歩踏み入る作品だ。

TVショッピングを通じて孤独感を埋める狂気的な主人公ナミ。彼女の病んだ愛情と共に展開するサイコパスの物語が幕を開ける。瀧内公美は笑顔で幸福を握りしめるが、異常なほどの孤独感が彼女を歪ませる。孤独が人間の心を壊すことを描いた作品は怖さと興奮を同時に味わえ、笹野高史の演技も際立つ。そして、キム・コッピ演じるスヨンの純潔な演技は心に残る。狂気と孤独が交錯する激しいバトルは見逃せない。絶倫な孤独死老人、愛称「孤独っち」。誰もが抱える孤独を際立たせた作品は心に響く。

『赤い部屋』シリーズ第3弾は、江戸川乱歩原案のエロティック・サスペンス。元ロリコン教師と慕う少女の危険な愛が描かれる。教師の暗い欲望と少女の純粋な感情が交錯し、過激な展開に心が躍る。栗林藍希の魅力的な演技と、浪岡一喜の変態的な役柄に注目。乱歩ファンもエロティックなサスペンス好きも満足できる作品だ。終着点であり、究極のロリコン趣味と深い人形愛を探求する映画。悲しくも美しい結末に心震えること間違いなし。

狂気とエロスが交差する「赤い部屋」シリーズ第2弾。乱歩の原案に新たな息吹を吹き込んで、木下ほうかが売れない少女に魅了される社長を熱演。中山来未は魅力溢れる演技で謎の少女を彩る。恋愛と狂気が織り成すストーリーは一途で刺激的。セックスシーンも大胆で充実。木下ほうかの新たな一面を見せ、中山来未の大抜擢も成功。次回作も楽しみ。エロとサスペンスが絶妙に交差する、見逃せない作品だ。

マリの妄想は、日常を飽きさせる町と自分の孤独を反映。裸にされ椅子に縛られるシーンは性的欲求不満を描いている。謎の翻訳家との関係、殺人事件との繋がり。妄想を日記に記録している。父殺し、母の性的虐待。ラムネ、島の空き家、男の死体。絶え間ないマリの妄想の連続。永瀬正敏が演じる男が謎めいて魅力的。なぞの中年男にただ惹かれるマリ。想像力をかきたて、複雑な精神構造が映画を奇抜に。しかし、永瀬の配役や映画の控えめな表現が一部の観客に不評。退屈はしないが、テーマや趣向不明瞭で混乱。

煮えず食えずの若者が反狂乱役者を志し、大掛かりな舞台公演が始まる！初めは大根演技で失笑する観客も、徐々に雰囲気が変化。サスペンス満載で最後まで目が離せない！役者達の狂気と魅力的な描写に圧倒されつつ、美里朝希さんの演技に感動！青春、悲鳴、犯罪が入り乱れたストーリーに心揺れ動かされる体験。混沌とした環境と演技の熱量は本当に素晴らしい。全体的に深く刺さる作品で、新しい視点で映画を楽しめる貴重な作品だと感じました。

色々な悪しき現実が描かれるなか、ネットカフェで生きる若者たちの姿がリアルで胸に迫る。倉悠貴の綺麗な顔と演技力に虜になり、見上愛の魅力にも心奪われた。彼らが抱える闇や苦しみがリアルに描かれ、心を揺さぶられた。特に若さゆえの切ない決断が痛々しく、2人の運命に震えた。ハチとアイの心情は理解できず、謎めいた展開に一抹の不安を感じるが、倉悠貴の演技が圧巻で見逃せない。若者たちの絶望と希望が交錯する渋谷の奥地で繰り広げられるストーリーに目が離せない。次回作も楽しみだ。

『選ばれし天才』は、官能ミステリー作品。孤独なA子が、突如独自の正義を行使し、関係者を殺して回る。複雑な人間関係が絡むが、紗季やこずえとの関係を描く。裸体美やゾンビのような仕草、狼男の様な目のコンタクトで強烈なエロ展開。演出はトリッキーギミックで多重人格の謎を巧みに表現、そこにサイコスリラー要素が織り交ぜられる。不可解ながらも興味深い作品だが、理解に苦しむ部分も。ホラーテイストもあり、芸術性を感じるものの、演出や映像は細部までこだわりすぎて邪魔に感じる。ミステリー好きには新しい刺激を与えてくれるだろう。

雪深い冬の街を舞台に、深い闇と欲望が渦巻く悲劇が展開される。被害者の兄弟や容疑者の娘が交差する中、執念深いルポライターが真相に迫る。一方で、漆芸家が見せる赤い血の象徴的な演出は印象的。暗く陰鬱な雰囲気は疲れるが、俳優陣の演技には感服。不可解な展開は迫力ある映像美で補われるが、何かが足りない。一本調子な演出や尺も長く、退屈さを感じさせる。小百合と一希の悲惨な過去には同情せずにはいられない。彼らの暗い人生に虚しさを覚えつつも、永瀬正敏の熱演に魅了される。浅野貴広のプロデュースで描かれる重苦しい雰囲気は、どこか魅力的。

『ＫＩＮＧ　ＲＥＣＯＲＤＳ　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　エロティカ　クイーン』を見たら、元ヤンのグラビアアイドル・渡辺万美の魅力にメロメロ！肉弾戦をくぐり抜けてきた彼女の根性と努力に惚れ惚れ。川瀬陽太とのマッチングもピッタリ。テレパシーを使った超能力エロコメディで、万美のヤクザな一面も見れると期待したけど、ラストの締めが弱かったかな。でも、渡辺万美のヒステリックな声や豊満な乳首は興奮必至。顔やボディにも満足！追加のバイオレンスやヌードシーンで更なるスリルを求めたい！

『ヒメアノ～ル』は、吉田恵輔監督の最新作だ。社会の闇を描いた作品で、ムロツヨシ、三津川愛美、森田剛が繰り広げる残酷なドラマが見どころ。底辺意識やいじめ、ストーカー、そして残酷な現実が描かれ、特に森田剛演じる殺人鬼の恐怖は言葉を失う。演者たちの熱演や生々しい描写、絶妙な構成が見事に絡み合い、観る者を一瞬たりとも飽きさせない。笑いと共に涙を誘う展開は、まさに吉田監督らしい独自の世界観が光る一作だ。エロやグロ、さまざまな要素を含んだ作品だが、その巧みな演出や精緻な演技にただただ圧倒された。人が人を変える恐ろしさと、社会の暗部を描いた衝撃作だ。

亮介は婚約者トーリを待つ中、奇妙な手記を見つける。そこに描かれていた過去と現在の殺人者と愛する女性の物語は、悲しみと狂気が入り交じる一筋。吉高由里子の狂気を演じる姿は、魅力的で恐ろしい。松坂桃李と松山ケンイチも見応え十分。奇抜で長い展開もあり、多くの違和感を覚えながらも、不気味な魅力があった。美紗子の残虐な過去と、亮介への影響が次第に明らかになるストーリーは、どこか引き込まれる。感情に揺れ動かされる作品であり、吉高由里子の演技に心を揺さぶられた。その結末には感動と驚きが詰まっていた。

木村拓哉と二宮和也が初共演した「検察側の罪人」は、本作にしかないスリリングな展開が魅力。キムタク容疑者が冷静な検事に追い込まれるシーンでは、エッチな感じも漂う。二宮の演技力は素晴らしく、キムタクの圧倒的な存在感も光る。脚本や編集が若干の欠点があるものの、俳優たちの演技には圧倒的な迫力があり、感情移入せずにはいられない。正義を貫きながらも揺れる人間模様は見どころ。検事の個人的な復讐に戸惑いつつも、最上の葛藤が心揺さぶる映画となっており、是非一度は観てほしい。

贅沢な豪邸に住む富裕な家族と、半地下に住む貧困層の家族の格差を描いた「パラサイト」。コメディからスリリングな展開へと変化し、観終えた後には満腹感を覚える作品。驚きの展開とシリアスなストーリーに胸を打たれつつも、魅惑的なカメラワークや高低差を巧みに使った演出が目を奪う。経済格差や社会問題を多角的に描きながら、独自の世界観を構築したポン・ジュノ監督の傑作。危険な匂いが漂う映像と不快な想いを与えるキャラクターたちが、観客を惹きつける。丘と地下、富裕層と下層民、物語の高低差と緊迫感は魂を揺さぶる。本作はエロくも濃厚で、心に深く刺さる驚きのラストまで、まさに観る価値あり！

官能ドラマ監督：小沼勝上流社会へくいこもうという野望を抱いて避暑地の軽井沢にやってきた青年（五代高之）と、一人の魅惑的な女性（高田美和）。孤独な別居住居をしている夫人と青年との秘めたる情事が、倦怠感漂う避暑地の夏を舞台に華麗に展開する官能ロマン。ずいぶん前にU-NEXTにて鑑賞。エロかった。息子は、何で川に飛び込んだんだっけ？終盤で、五代高之の生首飛ぶ所が、強烈に印象に残った。高田美和の熟れた肌が見応えあって、五代高之との情事は濃密で興奮度アップ！モーツァルトのピアノ協奏曲から始まり、エロティックな軽井沢の情事まで、あらゆる要素が詰まった作品だった。

『湖の女たち』は、吉田修一の顔を上げる作品。様々な実話を取り入れ、エロさと切ない演技が魅力的。福士蒼汰と松本まりかのセクシーなシーンも見逃せない。過去の事件とのリンクに思わず息をのむ。だが、SM要素が強すぎてズバリついていけない。演出やストーリーの煮詰め方が乏しく、煙に巻かれる視聴者も多いかも。原作ファンなら楽しめるかもしれないが、未読者には敷居が高いかも。一部の名場面や役者の熱演に救いを感じつつも、全体としてはやや物足りない印象。監督の独りよがりな映画だが、松本まりかのエロさだけは必見！期待はずれの一作となってしまったが、吉田修一のファンなら是非チェックしておきたい。

女優・奈月セナさんと土居志央梨さんが繰り広げるエロスとドラマが絶妙。若手女優のナオミは色気絶賛！衣装も着こなしも抜群でスタイリストも脱帽。物語の展開は予測不能で感動あり、笑いあり。薄い愛情と創作のはざまで揺れる男の苦悩にグッとくる。ラストは心に残るものがあり、期待以上の映画鑑賞でした。奈月セナさんの美しい肢体に見とれ、ストーリーや演技に引き込まれた素晴らしい作品。演者の熱演と音楽の素晴らしさも光る名作。ただし、途中で時計見るほどの盛り上がりに欠ける点も…。でも、エロいシーンや奥深い人間模様に魅了されて、また観たいと思う映画でした。