17歳の拉致監禁から解放された奈緒子は、大人になって女医とSMクラブのM嬢の2つの顔を持つ。過去のトラウマと甘い味に囚われ、夜の客に狂気的なSMプレイを受ける。壇蜜と間宮夕貴が見事な演技で圧巻のエロスと狂気を織り交ぜた作品。表現力豊かな演技と過激なシーンにどきどきしつつ、深く心に刺さる作品。石井隆監督の独特な世界観と巧みな演出が、観る者を狂喜させる。絶望と快感が入り交じった、世界に引き込まれるような作品だ。

「空気人形」とは、人形を使ったエロティックなファンタジー映画。美少女フィギュアとの奇妙な共同生活で展開される妄想と現実の狭間で揺れるストーリーは、視聴者を捉える。心音さんの潔い脱ぎっプリに興奮し、暴力シーンにはビックリ！最後には物語の締めくくりが素晴らしく、深い感動を与えてくれる。金に困ったダメ男やヤクザとの喧嘩、そして美少女フィギュアの魅力に引き込まれる展開は、観る価値アリ。ハマり役の柄本佑をはじめ、独特な世界観が魅力的。砕けたストーリー展開や底抜けのエロティシズムは、魅力満載の一作だ。

「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の3作目は中田秀夫監督による作品。レズをテーマにしたエロい演技が印象的で、ホラー要素もあって心地よい。陶芸の先生と生徒の関係が緊迫し、感情移入できずにただ映像を楽しむことに。演技も映像もエロさ満点で、ホラーさえ感じるBGMに振り回され、師弟関係のレズビアン描写も純愛として感じ入る。多角的な関係による紆余曲折の中、2人の女性が本当に必要なものを見つける喜びが至福。駅弁からの修羅場展開にドキドキしつつ、散りばめられた百合シーンに酔いしれる。幻想的な世界に引き込まれた一作！

「四重人格女性が織り成すエロティックなホラー。4人の女優が個性派な人格を演じ、幼少期のトラウマと性的虐待がエグく描かれる。メインのキョウコを演じる飛鳥凛と松山愛里のヌードシーンも注目。隣人の小説家に惹かれるキョウコの妄想や倒錯心理も興味深い展開。変態ビストロ店長や母親のダークな要素も絡み、危険な誘いとエクスタシーが交錯。狂気に満ちた世界で、愛と死の境界が曖昧になる変態的なプレイと深層心理にドキドキさせられる。中田監督のエロティカルな世界観が際立つ一作。」

【ふがいない僕は空を見た】は、苦しい日々を送る登場人物たちの悲痛な姿を描いた作品。不倫、不幸、挫折、そして生と死。それでも生きることの尊さを痛烈に突きつける。セックスや裏切りもあるが、母の愛、友情、そして人間らしさが光るエモーショナルな作品。最初はエロいシーンにうんざりしたが、徐々に物語に引き込まれた。不幸ばかりの登場人物たちだが、何かを変えるために頑張る姿勢に感動。悲しみや苦難を乗り越え、生きる意味を見出す姿に心が震えた。劇中のセリフや風景も印象的で、登場人物たちの葛藤がリアルに描かれていた。生きることの尊さを再認識させられた、心に残る作品だ。

時代劇AVのようなピリピリとしたエロティックコメディ。阿部寛演じる侍が女性向けの蚤取り屋に転職し、様々な騒動に巻き込まれる。下ネタ満載で笑いあり、シリアスな展開もあり。豊川悦司との絡みは熱いが、寺島しのぶのグラマラスな演技にも注目。時代背景を鮮やかに描きながらも、女性向け性サービス業のリアルな描写もある。スリリングな展開に加え、阿部寛の演技力に魅了される作品。緊迫感と笑いが同居する斬新な作品で、観る価値アリの一本。

夏の日に浮かぶ冷蔵庫をめぐる男女の共依存愛。苦悩するアルコール依存症の女と彼女を支える男たちの官能的な関係。愛と欲望が渦巻く中、お互いを求め合う姿が繊細に描かれる。牛乳やカップ麺にまみれながらも繰り広げられる濃密な愛のドラマ。監督の異色作「橘アヤコは見られたい」に続く深みある物語。綾子と祐太の運命を見守ることで、自らの心に変化が訪れるかもしれない。時にエロく、時に切なく、共依存の愛に身を委ねる覚悟を持って心を震わせる作品だ。

明智小五郎の妻が引き受けた浮気調査は当たり！屋根裏から覗く男、郷田の性的嗜好、隠された欲望がエロティックに描かれる。不気味な性格も纏めてライバル視するD坂との因縁。郷田、SMや覗き、殺しの手段を模索。華やかでエロティックな作品に。エロスを前面に押し出し、サイコホラー風に江戸川乱歩の世界を再構築。主人公が女性を振り回し、病んだ心情が描かれる。短編を繋ぎ合わせた大胆な演出も好評。エロいだけじゃなく、魅力的なキャストが作品の魅力を引き立てている。愛憎劇のどろどろ感はたまらない。官能ドラマとして成り立つ大正の世界を堪能せよ！

彼氏と別れた主人公は、毎晩、淫夢をみるようになり、男根お化けに襲われてしまう。そんな中、ピンク映画を借りてみるも、思いがけないホラー作品だった。主演女優の熱演に心を震わせつつも、尻や腰つきに興奮。恋人との別れや新たな恋愛話がうまく織り交ぜられ、興奮を増幅させる。濡れ場には心地よい演出があり、ヤツの全身ショットには若干苦笑。親友の可愛らしさに癒されつつ、恋愛の難しさに共感。生活感あふれるホラー演出で背筋が凍る。笑いとエロとホラーの絶妙なバランスにハマり、衝撃のちんちん擬人化には大笑い。普段ホラーが苦手な人でも楽しめる作品だが、ラストの展開には驚くこと間違いなし。

佐藤寿保監督の集大成的な猟奇エロス作品。眼球をテーマにした写真を撮り続けるカメラマンが、眼球に執着する精神科医と眼球コレクターに翻弄される。アヴァンギャルドな雰囲気漂う一本。目玉を舐めたりえぐり取るエログロ演出も。観念論もまじえ、カリガリ博士へのオマージュも。芸術的な深みとして楽しむべき作品。ラストの混迷したムードは衝撃。主演の万里紗が魅せる演技にも注目。感動と興奮をあわせ持つエロス映画。

育児放棄により孤独な人生を歩むナミ。幼少期からの孤独感を埋めるために独自の趣味を開発し、異常性が露わになる。追い詰められたナミが狂気の行動に出る中、偏屈で孤独な老人との攻防も熱い。瀧内公美演じるナミの愛の歪みと、笹野高史演じる塩見老人の孤独が交錯するさまに圧倒される。さらに、キム・コッピ演じるスヨンの純粋な姿も魅力的。狂気と孤独が渦巻く中、ナミと塩見の激しい戦いは見応え抜群。笑顔の裏に隠された愛欲と復讐心が交錯する、衝撃の展開に心が躍る作品だった。

民俗学の研究者たちが呪われた村に迷い込む。恐怖の因習と紛れ込むエッチな風習に学生たちは驚愕。謎めいた儀式、残虐な村人、混沌とした物語。美琴の悪夢、血まみれの温泉、ホラー要素も満載。妖しいウズメノミコトと生まれる男児のみの伝説、蛆女の祟り。後編に続く展開に期待大。憧れのヒロイン達が恐怖と性的興奮の渦にのまれていく様子が見どころ。原作ファンにはオススメ。グロい描写が苦手な人には不向きな作品かもしれないが、B級映画好きにはたまらない一本！

「八つ墓村 後ノ篇」という作品は、前編から引き続き女性たちの逃亡劇や残酷な描写で、心が震えるエロホラー作品です。村人たちの狂気や残虐さが描かれ、教授の助手やJDらがエロいシーンで苦しむ姿にはビクビクさせられます。血の洪水や殺戮シーンはグロいけれど、それもエロさを引き立てています。登場人物たちの絶望と、絶望に抗う姿が描かれ、ハラハラさせられる展開は見応え充分。最後まで残虐な描写やエロシーンが満載で、予想を裏切るバッドエンドも魅力的。続編こそ観るべき作品！

「赤い部屋」シリーズ第3弾は、乱歩の「悪魔人形」を元にしているエロティック・サスペンス。元教師が女子高生を盗撮し、慕われる少女との愛憎劇。二人の欲望が交錯し、美しくも悲しい結末へ。川上奈々美さんや、レトロなチラシも昭和感満載。変態ロリコン教師と一途な少女、そして勘違い配達員の物語に恐怖とエキサイトが詰まっています。ドキドキの展開が魅力で、栗林藍希さんや波岡一喜さんの演技も素晴らしい。究極のロリコン趣味と人形愛が交錯する壮絶な物語。必見の作品です！

箱崎妙子（岸井ゆきの）の親友、吉川マヤから父親への情熱告白が始まり、家庭が混沌としていく。妙子と夫婦関係の冷え切った恭介（吹越満）、長年愛人のハヅキ（平岩紙）も絡み、不穏な展開に。登場人物たちは普通ではなく、ズレた関係が絡まり合い、変態行為も。コミカルながらもリアルな人間模様が紡がれ、愛と孤独が交錯する。岸井ゆきのの素晴らしい演技と、吹越満のダメダメぶりが際立つ。変態と呼ばれる友人、夫、元愛人、現彼女らとの混沌は笑いと感動を交え、終幕の対比も心に残る。狂気と純愛が交差する、刺激的な純愛コメディ。

若者の夢と現実の葛藤を描いた青春舞台劇。劇団員が演じる猟奇的な展開に魅入り、狂気に満ちた舞台が展開される。役者たちの演技に圧倒され、観客も舞台の中に引き込まれる。女優の美里朝希の凌辱シーンには痛痒の念が交錯し、舞台裏の裏切りが露呈。複雑で緊迫したストーリー展開に感動と興奮が交錯する作品。観終わった後、一体何が本当で何が演技なのかわからずにグッタリとした心地よさを感じる。狂乱の中にも青春の輝きが見え隠れし、異常な舞台裏が見せる人間模様に心が揺さぶられる。

『多重人格エロ神』は、破綻した少女期から引きこもりとなったA子が、夜の街で繰り広げる復讐劇を描いた官能ミステリー。悪夢のような裸体美とエロティックな演出が目を奪い、緊迫感あふれる展開に息を呑む。主演の森野美咲の体当たりな演技に魅せられつつ、周囲の人間関係が絡み合う不可解な物語は、理解度が低ければ理解のしにくい作品かもしれない。しかし、それがこの作品の魅力でもある。アートとエロス、ドラマが絶妙に絡み合い、閉じ込められた映画の世界に心を奪われること間違いなし。新感覚のエロスリラーに、ハマること間違いなし。

美しい女性たちが織りなすヴァンパイアの物語。エロくて暴力的、時に幻想的。堀内正美、中丸シオン、田中真琴らが織りなす殺害と啜り飲みのシーンに心躍らせる。エログロシーンだが、笑いも感じさせるユニークな作風。美衣那が苓に惹かれる様、ラブシーンも良い。しかし急展開や安っぽい演出もあり、バランスが微妙。アクションはガチで笑えるほどシュール。急展開や安っぽさが気になる一方、ヴァンパイアの血を吸いたくなるような美しさ。見どころ満載の話題作。中丸シオンさんのダークヒロインぶりが光る作品だ。