映画『富美子の足』は、一人の男が「足」というパーツだけに取り憑かれていく様子を通して、人間の欲望と歪んだ愛情をじわじわ炙り出していく官能ドラマです。
片山萌美が演じる富美子は、顔や胸よりもまず脚と足首に視線が吸い寄せられるヒロインで、白くしなやかな脚線美がカメラにピタッと切り取られていきます。歩くたびにふわっと揺れるふくらはぎや足の甲の血管まで映し出され、フェチ目線のショットと濃密な濡れ場が、観る側の理性を少しずつ崩していくようなつくりになっています。
富美子の足に執着する老人と、その願望に巻き込まれていく甥との関係性も見どころで、足フェチという一見ニッチな嗜好が、いつの間にか家族や周囲の人間関係まで侵食していく構図がどこか不穏です。
本記事では、『富美子の足』を無料で視聴できる方法に触れつつ、片山萌美の足フェチ全開の見せ場や、汗ばむ肌とヌードが物語のどこで効いてくるのか、そのあたりのポイントをわかりやすく拾っていきます。
見終わったあとに、ただのエロでは片づけにくい妙な余韻が足もとにまとわりつくような一本なので、その感覚ごと楽しんでみてください。
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目次
映画『富美子の足』の濡れ場を無料で視聴する方法！
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映画『富美子の足』あらすじ紹介
映画「富美子の足」は、谷崎潤一郎の同名作をベースにした日本映画で、裕福な老人・塚越（でんでん）の特異な願望と、その周りにいる人々の思惑が絡み合っていく様子を静かに描いていきます。
物語は、上品で穏やかに見える老紳士・塚越が、実は女性の足に異常なまでの執着を持つ男として登場するところから始まります。
そんな塚越の前に現れるのが、片山萌美演じる富美子です。彼女のまっすぐ伸びた脚や足首のラインに塚越は一目で惹きつけられ、やがて富美子は彼の愛人という立場で屋敷に出入りするようになります。
富美子の足に対する塚越の執着は次第にエスカレートし、その「理想の足」を永遠に手元に残したいという願望から、甥の野田（淵上泰史）にある依頼を持ちかけます。それは、富美子の脚をモデルにしたフィギュアを作ってほしいという奇妙な注文でした。
この依頼をきっかけに、富美子・塚越・野田の三人の関係は、金と欲望と支配欲が入り混じった、どこか危ういバランスの上に成り立つようになっていきます。
同時に、映画は富美子の母親や介護ヘルパー、塚越の近所付き合いをする友人や娘たちの日常も、ゆったりとしたテンポで映し出していきます。
一見、何事もなく流れていく日々のなかに、誰にも言えない小さな執着や諦め、ささやかな欲望が隠されていて、それぞれの人物の会話や視線の揺れから、その片鱗が少しずつ浮かび上がってきます。
物語が進むにつれて、塚越の願望は年老いた男のささやかな楽しみという範囲を超え、周囲を巻き込みながら、富美子の「足」にすべてを預けようとする危うい方向へと傾いていきます。
片山萌美が演じる富美子は、ただの“美しい足の持ち主”というだけでなく、どこまで計算し、どこから本気なのか読み切れない人物として描かれています。にこやかに座るときの脚の組み方や、何気なく足先を揺らす仕草に、彼女自身のしたたかさや迷いがにじみます。
野田もまた、伯父の奇妙な依頼に戸惑いながらも、富美子の脚と尻のライン、素足の肌ざわりに惹かれていく若い男として描かれ、欲望と罪悪感のあいだで揺れていきます。
「富美子の足」は、こうした登場人物たちの視線や仕草を通して、足フェチという倒錯した欲望だけでなく、人間が何か一つにしがみついてしまうときの危うさや滑稽さを浮かび上がらせていきます。
全体として、官能的な描写と、人間の内側にある孤独や飢えた感情が同じ画面の中でうごめくような作りになっていて、観る側に少しざらついた余韻を残す作品です。
単なるエロティック映画ではなく、谷崎作品らしい「美と変態性」のバランスを現代的な映像でなぞった一本として、欲望と美意識の関係を考えさせられるような物語になっています。
映画『富美子の足』基本情報・キャスト
| 評価 | 2.6 |
|---|---|
| 公開日 | 2018年2月10日 |
| 上映時間 | 81分 |
| 監督 | ウエダアツシ |
| 脚本 | ウエダアツシ |
| 原作 | |
| キャスト | 片山萌美,淵上泰史,武藤令子,山田真歩,福山翔大,田村泰二郎,でんでん |
| 製作国 | 日本 |
映画『富美子の足』見どころ3選！
片山萌美の魅力、足フェチに注目！
映画「富美子の足」の一番の見どころは、やはり片山萌美の脚と足への徹底したこだわりです。
普段は胸元に目が行きがちな彼女ですが、この作品ではカメラがあえて足もとから攻めていきます。畳の上を素足で歩くカットや、ソファに座って脚を組み替える瞬間など、足首からふくらはぎ、太ももへとムチムチとつながるラインがじっくりと映されます。
足の甲の血管や、ペディキュアの乗った指先、軽く揺れる足首といった細部まで意識的に切り取られていて、足フェチ視点から見るとかなり満足度の高い構図が続きます。時には膝上までたくし上げた脚と尻のラインがセットで映り、塚越の視線と観客の視線が重なってしまうような感覚もあります。
単に「足がキレイ」というだけでなく、富美子が無意識に足先を揺らしたり、相手との距離を詰めるときに脚をピタッと寄せて座ったりする仕草が、キャラクターのしたたかさや余裕を物語っているようにも見えます。足がフェチの対象であると同時に、彼女が世界と駆け引きするための武器として描かれている点が、この作品ならではの魅力だと感じられます。
片山萌美が出演している映画！↓
セクシーなシーンは物語の一部
本作のセクシーなシーンは、サービスカットとして挿し込まれているのではなく、登場人物たちの関係性を浮かび上がらせるための重要な要素として機能しています。
富美子が塚越の前で脚を差し出す場面では、肌に手が触れるか触れないかの距離感や、ゆっくりとした腰つきが強調され、二人の上下関係や支配と服従のバランスが視覚的に伝わってきます。足首をそっとつかむ手つきや、布団の上での密着した姿勢など、動き自体は派手ではないのに、吐息や汗のにじみ方で緊張が高まっていきます。
また、野田と富美子の距離が変化していく過程でも、ヌードや濡れ場が使われ方を変えていきます。最初は戸惑いの混ざったぎこちない密着が、次第に脚を絡めるような動きや、尻越しの揺れへと変わっていくあたりに、若さゆえの欲望と後ろめたさの両方が滲みます。
こうしたセクシーなシーンは、「身体を使って何かを得ようとする女」と「足に支配されたい男」という構図を具体的に見せる場としても機能しているので、エロさを楽しみつつドラマの核心にも触れられるパートになっています。
単なるフェチ映画を超えた深み
「富美子の足」はタイトル通りフェチ要素が前面に出た作品ですが、ラストに向かうにつれて、それだけでは収まらない余韻を残す構成になっています。
足をフィギュアにするという突飛な発想は、見方を変えれば「美を永遠に固定したい」という欲望の極端な形でもあり、そこには老いへの不安や、自分ではどうにもならない現実への抵抗が透けて見えます。塚越が何にしがみついているのかを考えると、単なる変態じじいでは片づけにくい部分が浮かび上がってきます。
終盤の展開は比較的すっきりとした決着を見せつつも、「ではその後、彼らはどう生きるのか」という問いを観客の側にそっと残します。足というフェティッシュなモチーフを通して、人が何を大事だと思い、何を諦めてきたのかを問いかけてくるような作りになっているので、見終わってからふと自分自身の価値観を振り返りたくなる人もいるかもしれません。
フェチ映画として楽しむこともできる一方で、谷崎作品らしいねっとりした心理描写や、人間の滑稽さに触れたい人にも応えてくれる、二重の顔を持った一本だと言えそうです。
フェチ要素のある映画！↓
映画『富美子の足』エロい濡れ場やヌードシーン
片山萌美の色気全開な濡れ場
映画「富美子の足」でまず目を奪われるのは、片山萌美さんが見せる濡れ場の密度です。
特に胸元の見せ方が攻めていて、着物や衣装の隙間から乳首がぶるんと覗くカットがいくつもあり、視線が自然と吸い寄せられます。
照明で浮かび上がる肌のツヤ感や、少し汗で濡れてた鎖骨まわりの質感がエロさを増していて、単なる露出以上の“生っぽさ”を感じさせます。胸だけでなく、脚の組み替え方や尻のラインの強調など、全身を使った色気の出し方が丁寧に組み立てられている印象です。
表情もただ誘っているだけではなく、ためらいと開き直りが混ざったような目線や、密着したときにわずかにビクッと震える肩の動きなど、演技としての細かさも見どころになっています。セクシーさがストーリーの中でしっかり役割を持っている濡れ場と言えるでしょう。
片山萌美のSEXシーン
片山萌美さんが演じるSEXシーンは、エロさと同時に“動き”のリアルさが印象に残るつくりになっています。
布団やソファに押し倒されるように密着した瞬間、脚が相手の腰にピタッと絡みつき、ゆっくりとした腰つきから次第にリズムが変わっていく流れが丁寧に描かれています。カメラも、揺れる胸のアップだけでなく、尻がムチムチと揺れる後ろ姿や、指先が肌をなぞる様子までしっかり追いかけています。
吐息がふっと漏れるタイミングや、目をそらしたあとにそっと見つめ直す表情など、感情の揺れも織り込まれていて、「ただ脱いでいる」だけのシーンになっていないのがポイントです。肌の質感や汗のにじみ方もリアルで、観ている側が少し息苦しくなるくらいの生々しさがあります。
こうしたディテールのおかげで、片山萌美さんの肉体的な魅力はもちろん、キャラクターとして抱えている不安や欲望まで伝わってくるSEXシーンに仕上がっています。
濃厚でマニアックなエロシーン
「富美子の足」はタイトルどおりフェチ色が濃い作品で、片山萌美さんの存在感が、濃厚で少しマニアックなエロスを画面いっぱいに広げています。
とくに脚や足、胸といったパーツごとの見せ方にこだわりがあり、足首のカットからふくらはぎ、太ももへとカメラがゆっくりなぞるショットや、尻の丸みが強調されるようなアングルが多用されています。脚がわずかに揺れるだけでも塚越の視線が反応してしまう感じが伝わるので、足フェチ目線の演出としてもかなり徹底した印象です。
エロシーン自体は濃厚ですが、どこか上品さも残していて、陰影を活かしたライティングやスローテンポなカメラワークによって、肉体のラインが“見せ場”として機能しています。フェチ要素の強い作品を求めている人にはもちろん、役者の体の使い方や演出のこだわりをじっくり味わいたい人にも刺さるパートになっています。
映画『富美子の足』予告編
映画『富美子の足』感想
片山萌美の魔性の魅力
片山萌美さん目当てでこの映画を観たのですが、正直ここまで“魔性”寄りの役が似合うとは思っていませんでした。
片山さんが演じる富美子は、美しい脚を武器に財界の大物に気に入られ、情事に持ち込んでいく人物として描かれていますが、単なる誘惑要員ではなく、どこまでが計算でどこからが本音なのか分からない掴みづらさがあって、それがすごく面白かったです。
脚を組み替える仕草や、相手に少しだけ近づくときの密着の距離感、ちょっとした笑い方にまで色気がにじんでいて、「この人に見つめられたら断れないだろうな」と素直に思いました。濡れ場では尻や胸の揺れに目を奪われつつも、その裏のしたたかさが透けて見える感じがして、ただのエロシーンでは終わらない印象です。
観終わってみると、富美子というキャラクターの危うさと魅力がずっと頭の片隅に残っていて、片山萌美さんの新しい代表作の一つと言っていいのではないかと感じました。
思わずゴクリな濡れ場シーン
濡れ場目当ての半分・谷崎作品への興味半分で再生しましたが、思った以上に「攻めてるな」と感じるシーンが多かったです。
主人公と富豪が向かい合う場面では、最初は言葉のやり取りが続くのに、少しずつ脚が近づいていったり、手が膝に触れたりして、距離が縮まっていく感じが妙にリアルでした。そこからベッドやソファに移っていく流れも自然で、いつの間にか自分も一緒にゴクリと喉を鳴らしていました。
濡れ場は確かにエロいのですが、単なる消費的な感じはあまりなくて、二人の関係のバランスがそのまま腰つきや肌の密着の仕方に出ているように見えます。特に、密着した瞬間に肩がビクッと揺れたり、吐息が少し荒くなったりする細かい演技に、キャラクターの緊張や欲望が詰まっている気がしました。
「思わず早送りしたくなる」タイプの濡れ場ではなく、「つい巻き戻してもう一回見たくなる」タイプのエロスだと感じます。
ヌードシーンも芸術的？
ヌードシーンについては、最初「かなり露骨なのかな」と構えていたのですが、実際に観てみると、露出は多いのにどこか品が保たれている不思議なバランスでした。
カメラがやたら寄りすぎるわけでもなく、かといって遠目でごまかすわけでもなく、身体のラインやカーブを丁寧に追っていく撮り方で、脚や尻、背中のラインなどがきれいに見えるよう意識されているのが伝わってきます。
特に印象的だったのは、光と影の使い方で、胸や腰のあたりに落ちる影が、ただ“見せるためのヌード”というより、キャラクターの心の曇りや欲望の揺れを象徴しているようにも感じられたところです。芸術作品とまでは言わないにしても、「きちんと画として見せようとしているヌードだな」という印象を持ちました。
エロ目的だけで観ても満足度は高いですが、構図やカメラワークを見るのが好きな人なら、別の楽しみ方もできるヌードシーンだと思います。
映画『富美子の足』まとめ
『富美子の足』は、欲望と美意識が絡み合う少し歪んだ世界を、足フェチという切り口から覗かせてくれる官能ドラマです。
谷崎潤一郎の原案をベースにしつつ、映像では片山萌美の脚や肌、揺れる胸や尻といったフェティッシュな要素をしっかり押し出しながら、人間の寂しさや老いへの不安も同時に描いているところが印象的でした。視覚的な刺激と心理的なざらつきが同じ画面に同居している感覚があります。
片山萌美の存在感と、足やヌードをどう見せるかにこだわった演出がかみ合っていて、「ただのエロ映画」と言い切るには惜しい、変な後味の良さがあります。足フェチものが好きな人はもちろん、谷崎作品の雰囲気が好きな人や、少し変わった官能映画を探している人にも試してみてほしい一本です。
エロスと人間ドラマのバランスに興味があるなら、一度じっくり腰を据えて観てみる価値は十分にある作品だと感じました。
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