映画『葵ちゃんはやらせてくれない』は、「幽霊×タイムリープ×片思い」という聞いただけでニヤッとしてしまう要素を詰め込みつつ、気づけば胸の奥をちくっと刺してくるラブファンタジーです。
セックスしたいという情けないほどストレートな願望を抱えたまま死んでしまった先輩と、その願いをなぜか叶えようとしてしまう真面目な後輩。
下ネタ全開の動機からスタートするのに、話が進むほど、笑いと一緒にほろ苦い感情がじわっと湧いてきます。
小槙まこが演じる葵ちゃんは、制服姿も私服もさりげなく可愛くて、ふとした瞬間に揺れる胸元や脚のラインにドキッとさせられるのに、本人はまるで自覚がない無垢さ。
その存在に振り回される男たちの焦りや情けなさが、妙にリアルで笑ってしまうんですよね。
この記事では、そんな『葵ちゃんはやらせてくれない』を無料で楽しむ方法から、タイムリープとコメディが絡み合う見どころ、思わず固まってしまう“あの”濡れ場まで、たっぷり掘り下げていきます。
くだらない欲望と、本気の片思いがごちゃ混ぜになった、ちょっとエロくてちょっと切ない青春の一幕。
観終わる頃には、あなたも「あの頃」の自分を少しだけ思い出してしまうかもしれません。
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目次
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』の濡れ場を無料で視聴する方法!
| 項目 | DMM TV |
|---|---|
| 無料期間 | 14日間無料 |
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映画『葵ちゃんはやらせてくれない』あらすじ紹介
大学時代、映画研究会で出会った先輩・川下さん(森岡龍)は、不器用でどこか抜けたところのある男だった。
後輩の信吾(松嵜翔平)にとっては、面倒なところも多いけれど、なぜか放っておけない、そんな存在だった。
社会人になり、信吾が映画監督を目指して現場を駆け回っていた頃、突然届いたのは川下さんの訃報。
自ら命を絶ったという知らせに、信吾はうまく消化できないまま時間だけが過ぎていく。
そして一年後の命日。
信吾の前に、川下さんが“幽霊”となってふらっと姿を現す。

「お願いだ、葵ちゃんとセックスしたいんだ」——開口一番飛び出したのは、あまりにも身も蓋もない一言。
信吾は思わず固まってしまう。
川下さんが生前、ひそかに想いを寄せていたのは、同じ映画研究会の後輩・葵ちゃん(小槙まこ)。
小柄な体にムチっとした太ももが印象的で、ふとした笑顔にドキッとさせられる彼女に、告白することも、手を触れることさえできないまま、この世を去ってしまったのだという。
未練と後悔でパンパンにふくらんだ幽霊となった川下さんは、「あの日に戻って、ちゃんとやり直したい」と信吾に土下座せんばかりに頼み込む。

気がつけば、ふたりは2010年、大学時代の“あの一日”へとタイムスリップしていた。
映画研究会の合宿、安っぽい旅館の部屋、夜遅くまで続くダラダラしたおしゃべり。
布団の上でごろごろしながら撮った自主映画の話で盛り上がる、あの空気がそのまま戻ってくる。
この日は、本来なら川下さんにとって一世一代の勝負の日になるはずだった。
しかし現実の彼は、相変わらず空回りばかり。
葵ちゃんの隣に座っただけで挙動不審になり、距離を縮めようとすればするほど、空気は微妙な方向に転がっていく。

幽霊になってからも相変わらずダメな川下さんに付き合ううちに、信吾は、当時はあまり意識していなかった葵ちゃんの魅力に少しずつ気づき始める。
何気なく差し出されるペットボトル、眠そうな目をこする仕草、真剣に映画の話をしているときのまっすぐな視線。
どれも、今見るとやたらと眩しい。
だからこそ信吾は、葵ちゃんの身体を“未練解消のご褒美”みたいに扱おうとする川下さんの願いに、違和感を覚え始める。
軽いノリで叶えていい夢なのか、本当にそれでいいのか——。

やり直しを繰り返すうちに、少しずつズレていく記憶。
うまくいきそうで全然かみ合わない会話。
欲望と優しさが絡まり合いながら、三人の関係はどんどん複雑になっていく。
表面上は軽妙なコメディのように進むものの、その裏側には「叶わなかった気持ちをどう終わらせるか」「どこまでが自分のエゴなのか」という、重いテーマがひそんでいる。
いくら時間を巻き戻しても、思い通りにならないことはたくさんある。
相手の心までは、タイムリープでも操作できない。

映画『葵ちゃんはやらせてくれない』は、ふざけたタイトルとエロい設定で笑わせながら、誰もが一度は抱いたであろう“あの時こうしていれば”という後悔と、真正面から向き合わせてくれる不思議な一本だ。
スクリーンの中で右往左往する川下さんや信吾の姿に、観客はそれぞれの過去の片思いを重ねてしまうかもしれない。

大人になっても、不意に蘇る「言えなかったひと言」や、「あの夜もう少しだけ隣にいたかった」という気持ち。
本作は、そんな小さな痛みを、エロと笑いで少しだけやわらげてくれる。
葵ちゃんは、決して“やらせてくれない”ヒロインかもしれない。
でも、だからこそ忘れられない存在として、いつまでも心の片隅に居座り続けるのかもしれない。

映画『葵ちゃんはやらせてくれない』基本情報・キャスト
| 評価 | 2.6 |
|---|---|
| 公開日 | 2021年6月11日 |
| 上映時間 | 98分 |
| 監督 | いまおかしんじ |
| 脚本 | 佐藤稔 |
| 原作 | |
| キャスト | 小槙まこ,松嵜翔平,森岡龍,佐倉絆,三嶋悠莉,増田朋弥,田中爽一郎,三上寛 |
| 製作国 | 日本 |
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』見どころ3選!
タイムリープが生み出す新しい世界
この映画のタイムリープは、SFガチ勢向けの難しい仕組みではなく、「もしあの合宿の日に戻れたら」という、かなり身近で“しょうもない”願いから始まるところが面白いです。

戻った先は、映画研究会の合宿。
雑魚寝の布団、コンビニの袋、ペットボトルだらけのテーブル、ダルそうに転がる仲間たち——すべてがちょっとダサくて、でも妙にリアルな“大学生の夜”そのままです。
そこで幽霊となった川下さんが、過去の自分を何とか操ろうと悪戦苦闘する姿が、切ないのに笑えてしまう。
告白まで持っていきたいのに、緊張で腰が引けてしまったり、葵ちゃんの脚線美にドキッとして話が飛んだりと、ムダにムチムチな太ももに意識を持っていかれている感じが、なんとも人間くさいです。
タイムリープという仕掛けを使いながら、「やり直せたからといって、必ずしも幸せになれるわけではない」という現実もチラ見せしてくるあたりが、この作品らしいところだと思います。
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コメディー要素で楽しませてくれる
タイトルからして相当ふざけている本作ですが、その期待どおりコメディとしてもかなり楽しめます。

幽霊になった川下さんが、やたらとエロにだけ必死だったり、信吾が真面目に話を聞こうとしているのに、つい葵ちゃんの胸元の揺れに気を取られてしまったりと、男たちのしょうもない本音がポロポロこぼれます。
その度に空気がビクッと変な方向にズレていく感じが笑えます。
シリアスになろうと思えばいくらでも重くできる題材なのに、あえて「エッチでバカらしい」方向に振り切ることで、観ている側の気持ちがいい意味で軽くなるんですよね。
友達とツッコミを入れながら観るのも楽しいタイプの映画です。
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映画独特の演出が面白い
『葵ちゃんはやらせてくれない』は、低予算インディーズならではの工夫された演出も見どころです。

タイムリープの表現も、派手なCGではなく、カットのつなぎ方や画面の質感の変化で見せていて、「あ、今もう過去に入ってるんだな」というのが自然に分かるようになっています。
すっとカメラが寄っていく瞬間や、わざとブレた手持ちカメラのショットが、登場人物のドキドキした感情とリンクしている感じも心地いいです。
また、映画研究会という設定を活かした“映画ネタ”もこっそり散りばめられていて、自主映画あるあるや、撮影現場のバタバタにニヤニヤしてしまう場面もあります。
キャストたちの芝居も肩の力が抜けていて、葵ちゃんのちょっとした仕草や、男たちの情けない顔に思わず感情移入してしまうはずです。
普通のラブコメとは少し違う、インディーズならではの手触りと遊び心を味わってみてください。
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』エロい濡れ場やヌードシーン
小槙まこの濡れ場
「葵ちゃんはやらせてくれない」でまず目を奪われるのは、小槙まこが見せる濡れ場です。

Tシャツやブラがずれていくたびに、白い肌がじわじわ露わになっていって、胸がぶるんと揺れるカットでは乳首までしっかり映り込みます。
照明に照らされてうっすら汗ばんだデコルテやお腹のラインがテカッと光っていて、「そこ触ったら絶対あったかいだろうな」と想像してしまうリアルさなんですよね。
相手に押し倒されて、畳に背中がピタッと密着した状態で見せる不意打ちの表情もエロくて、目が泳いだり、息が少し荒くなったりする細かいところまでちゃんと見せてくれます。
小槙まこの、作り込みすぎないナマっぽい反応が、この映画のエロティックな空気をぐっと引き上げていました。
官能的なエロシーン
この作品の濡れ場は、単に裸を見せるだけのSEXシーンではなく、音と光とカメラの寄り方まで含めて、かなり官能的に組み立てられています。

暗めの部屋で、柔らかい音楽がうっすら流れながら、肌と肌がこすれる音や、のぼせたような吐息がじわっと強くなっていく感じがとても生々しいです。
腰つきが少しずつ激しくなっていくと、シーツの上で尻がムチムチと動いて、胸もリズムに合わせて揺れます。
そのたびに乳首がチラッと見えたり隠れたりして、視線を持っていかれますね。
さらに、カメラが顔にぐっと寄ったときの、泣きそうだけどどこか気持ちよさそうな目つきや、噛みしめた唇が、ただのエロシーン以上にキャラクターの感情をにじませています。
小槙まこの表情の変化が、そのままシーンの意味合いを深くしていて、単なるアダルト的な見せ場以上の余韻を残してくれます。
感情移入するSEXシーン
この映画のSEXシーンは、肉体だけが盛り上がっているわけではなく、「この二人、今こういう気持ちなんだろうな」と自然に想像できるような描かれ方をしているのが特徴です。

最初は距離を測るみたいにおそるおそる触れていた手が、だんだん相手の背中をぎゅっとつかむようになっていったり、脚を絡めて離さなくなったりと、密着の仕方が変わっていくんですよね。
小槙まこの脚が相手の腰に回って、そこから腰つきが変わる瞬間なんかは、「あ、もう完全にスイッチ入ってるな」と分かるくらいムチムチとした動きになっていて、見ていて思わず息を呑みました。

顔を背けながらも目だけで相手を追っていたり、小さく「ん…」と漏らす吐息が入ったりと、細かいニュアンスがちゃんとSEXに反映されているので、ただのエロでは終わりません。
切なさと欲望が同時ににじむようなシーンが多くて、いつのまにかこちらも感情移入してしまうタイプの濡れ場になっています。
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』予告編
DMM TVで配信中
小槙まこ、映画「葵ちゃんはやらせてくれない」の見どころ語る
小槙まこ&いまおかしんじ監督インタビュー
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』感想
映画の不思議な雰囲気が目を引く
この映画、いざ観てみると想像以上にアングラ感が強くて、いい意味で肩透かしを食らいました。

幽霊が出てきたり、エロいシーンが山ほどあったりと、設定だけ聞くとかなりふざけているのに、全体を通して漂っている空気はどこか静かでシュールなんですよね。
笑えるところもちゃんとあるのに、観終わったあと「なんか変な熱が残るな…」という感じで、頭の片隅からなかなか離れてくれませんでした。
「カワシモ」だと思い込んでいた名前が、実は「カワシマ」だった、みたいな小ネタも地味にツボで、こういう細かい引っかかりがちょこちょこ挟まるから、妙にクセになるんだと思います。
全部を説明してくれない感じも含めて、好き嫌いは分かれそうですが、私はこのちょっとズレた空気感がけっこう気に入りました。
濡れ場シーンが多い!
濡れ場の多さについては、正直「ここまでやるんだ」と驚きました。

一つ一つのシーンが長めで、胸がぶるんと揺れたり、脚が絡まって尻がムチムチと押しつぶされていたりと、フェチ的に刺さるカットも多いです。
ただ、そのエロさが“おかず用”に振り切っているというより、キャラクターの情けなさや必死さを浮き上がらせるために使われているのが面白いところでした。
個人的には、ラストに向けて濡れ場が積み重なっていくことで、「この人たち、何をそんなにこじらせているんだろう」と余計に気になってしまい、結果として物語の引きが強くなっていたように感じます。
エロ目当てで観始めても、気づけばドラマのほうに引き込まれている人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
ストーリー展開に期待大
ストーリー自体も、タイムリープと片思いを組み合わせた構成で、先が気になる作りになっていました。

「どうやって過去をやり直すのか」「本当に願いは叶うのか」と、わりとワクワクしながら観ていたのですが、その一方でキャラクターの掘り下げがもう一歩あれば…と感じる部分もあります。
川下と信吾、それぞれの過去やコンプレックスをもう少しだけ具体的に見せてくれたら、さらに感情移入できたかもしれません。
とはいえ、テンポよく進んでいくので退屈はしませんし、「この監督が次にどんな変化球を投げてくるのか」という意味では、今後の作品にも期待したくなる一本でした。
物語のアイデア自体はかなり好きなので、この路線でキャラの濃さが増していったら、もっとハマれそうだなと感じましたね。
映画『葵ちゃんはやらせてくれない』まとめ
『葵ちゃんはやらせてくれない』は、ダラダラとした大学生活の時間感覚と、タイムリープという少し不思議な要素、それからエロ全開の濡れ場を一つの鍋に放り込んだような青春映画です。
表面的には、幽霊になった先輩が「葵ちゃんとやりたい」と騒いでいるだけのバカ映画に見えますが、その裏側には「叶わなかった片思いをどう折り合いをつけるか」「過去をやり直せたとして、本当に幸せになれるのか」という、わりと普遍的なテーマが顔を出しています。
小槙まこのヌードやSEXシーンも、そのテーマを浮かび上がらせるためのスパイスとして機能していました。
客観的には、非王道のタイムリープ×ラブストーリーという変化球作品ですし、説明されない部分も多いので、合う合わないはかなりはっきり分かれそうです。
ただ、主観としては、ゆるい会話や妙に長い濡れ場に付き合っているうちに、気づけば「あの頃言えなかったこと」のことまで思い出させられてしまう、不思議な後味の一本でした。
葵ちゃんにイラッとしつつも、最後にはちょっとだけ愛おしく感じてしまう人は、多いんじゃないかなと思います。
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