SMクラブのM嬢として活躍する壇蜜演じる奈緒子は、17歳の過去がトラウマとして心を侵食する。壮絶な過去に秘められた“甘い味”を求め、男たちに身体を委ねる。壇蜜の熟練した演技と間宮夕貴の逞しさが際立ち、エロスと狂気が交錯する。奈緒子の内面を深く描く石井隆監督の世界観は独特で、観る者を圧倒させる。SMの世界に足を踏み入れた奈緒子は、恥辱と興奮の狭間で揺れる。エロチックなシーンに興奮と戸惑いを覚えつつも、壮絶な過去に隠された真実に迫る物語に引き込まれた。

園子温の「恋の罪」は、欲望と破滅の果てにある愛を描いた作品。エログロにかまけながらも、女の本音や欲望が赤裸々に描かれ、セックスの裏側に迫る。主人公たちは幸せを願いつつも、欲望のままに生きるか、幸せをあきらめて欲望を満たすか。破滅への選択肢が提示されながら、人間の欲望と本性が露わになる。園子温らしい世界観でありながら、女性視点の新鮮な切り口も見どころ。性的に堕落する姿には、女性の痛みがにじみ出ている。願望を満たした果ての破滅を描いた作品に、異彩を放つエログロ要素が印象に残る。メッセージ性も強く、深い愛の罪に触れる作品となっている。

友人に勧められて見ましたが、満島ひかりのパンチラや安藤サクラの魅力的な演技に興奮！ユウが父の変態的要求に押され、盗撮に走るストーリー展開は興奮を誘います。感情が震えるほどのアクションとエロス、宗教団体の洗脳、恋愛、さらには虐待やバイオレンスが絡み合い、飽きさせません。全体を通してテーマが入れ替わり、園子温監督の天才的な演出に驚きました。結末に至るまで息を飲むほどの展開で、満島ひかりの魅力に引き込まれました。長尺な作品ながら、時間を忘れさせる魅力を持った神作品です！

重盛先生の教えを胸に、浮気ができる人とできない人の心理を探る「乱交パーティー」。SEXを通じて人間関係や社会を描く独特な作品。主人公ニートと女子大生の異質な関係が心に残る。セックスの二面性や恋愛との関係性が脳裏をよぎる。エロ要素もあるが、笑いやリアルな人間模様に引き込まれる。不器用な男女の交渉や嫉妬、優越感が鋭く表現されており、観る者を考えさせる。門脇麦のキュートな演技や池松壮亮の切ない表情が心に残る。リアルで起きていることに、少し切なさを感じつつも、笑ってしまうシーンも多い。終幕の意味深な言葉が印象的で、作品全体の深さを感じさせる。

渦巻くエロスとコメディが絶妙に絡み合った、杉本彩主演の官能映画。男女の激しい愛憎が美しく描かれ、杉本彩の演技力が光る作品です。意外な展開に戸惑いつつも、エッチなシーンに心躍る人も多いはず。コメディ要素もあり、笑いと興奮が同時に味わえる。谷ナオミの妖艶な肢体に魅了されつつ、色彩美や美術にも目を奪われる。そんな独創的な作品に、エロと笑いを兼ね備えた小沼勝監督の才能が光る。魅力的なSMワールドに触れ、情けない男の「勃起力」を垣間見ることで、新たな世界が広がる。一度観る価値ありの官能映画だ。

石井隆監督の『花と蛇2』は、杉本彩さん演じる静子のエロスに魅了された男性が、SMプレイを通して自らの欲望と闘う物語。熟れた体を巧みに使い、SMプレイに没頭する静子の姿に、思わず息を呑む。過去の作品を超える映画だが、杉本彩さんの揺れる乳首や腰つきは前作以上に魅力的。遠藤憲一演じる男性は、静子に振り回されながらも、彼女の魅力に取り憑かれていく。フランスのパリを舞台に描かれるこの作品は、石井隆の独特な世界観とエロティシズムが凝縮された一本。絵に描いたような静子との関係に酔いしれつつも、老化についてのメッセージも込められている。

火野正平と小向美奈子が織りなすエロス満載の作品。スライム乳に憧れる美奈子が誘拐され、緊縛の世界へ。縛り方や吊り方の映像も多数収録。SMが苦手な方にはオススメできないが、美しい緊縛シーンや小向美奈子のエロスが堪能できる。美しさや演技力で一線を超える作品。Netflixの推薦作品にも登場するので、視聴者の興味を引き付ける。ジャケットや演出に一定の評価を与える声もある一方、ストーリー展開やエロさに物足りなさを感じる声も多い。エロだけでなく、音楽や花が魅せる演出も光る。期待以上のエロスを求めるファンには物足りないかもしれない。

エロティックな要素が満載の斬新な作品「○○」。多重人格者を題材に、飛鳥凛さんや松山愛里さんなど4人の女優がそれぞれの人格を演じている。幼少期の性的虐待によって生まれた異なる人格同士が入り乱れる展開は、エロいだけでなく独特なホラー要素もある。主人公にとってかけがえのない隣人の小説家との過激な関係や、性的なキ้อりに満ちたエピソードが物語を盛り上げる。エロに重点を置いた本作品は、不穏な雰囲気や緊張感を漂わせながらも、柔軟な演出で視聴者を飽きさせない。虐待や多重人格といった重いテーマを扱いつつも、魅力的なキャラクターたちの姿に目が離せない。必見のエロティック・ホラー作品だ。

「どうしようない恋の唄」は、エロい要素も含まれ、ポルノ風な展開が楽しめる作品。ダメ男とソープ嬢の奇跡の出会いから始まる物語は、暴力描写もあるが控えめで、迫真の演技に心が震える。主演のカトウシンスケと藤崎里菜の肌の密着や濡れ場は、観る価値アリ。物語はジリジリと迫る展開で、感動的な結末に至る。立石の町を背景に描かれるその物語は、まるでピンク映画のような魅力があり、心に残る作品。藤崎里菜の魅力が際立つ優れた作品だ。将来の彼女の活躍に期待が高まる映画である。

ぶるん！舞台を観ているかのようなエロい熱演！演技にエネルギーが充満し、ヒザガユがピタッと密着して震えました。桜井ゆきさんや趣里さんといった朝ドラ女優も登場し、エロいシーンも多めで興奮度MAX！女性監督によるレズビアンの絡みは激しいが、セックスシーンもセンセーショナル。ただ殴るセックスは過激過ぎ？女性キャラクターの性描写が無理矢理で不快な点もあるが、表現の自由を尊重。小劇団のリアルな舞台裏を描いた作品で多少ヘタクソでも、その熱気が伝わる。アングラ演劇の魅力を存分に楽しめる一本です！

「火口のふたり」はR18+映画で、ピンク映画へのレクイエムと称せられた作品。栩谷と伊関が同じ女性祥子を愛していることに気づかず、それぞれが祥子との思い出話を交わす。映画界の斜陽や映画への夢、セックスを通して、現代の若者に切なさと希望を与える作品。セックスは二人の心情や関係を表現しており、映画への夢と失望、愛と絶望が交錯する。魅力的な映像美、名演技により、観終わった後も余韻が残る。R18+指定ではあるが、綾野剛と柄本佑の演技は見逃せない。ちょっとしたユニークさもあり、解釈は多様だが、多くの視聴者を魅了するであろう。